神経内科ニュース

2012年5月28日 神経内科30周年記念誌を発刊しました。

2012年5月28日 神経内科30周年記念誌を発刊しました。

30周年記念誌の発刊にあたって

 金沢大学神経内科は1982年(昭和57年)1月に高守正治先生が初代教授として附属病院神経内科にご着任になりスタートし、2012年(平成24年)1月、開設30周年を迎えました。当教室が、学内外の関係者の方々にご指導、ご支援をいただきながら30年目の節目を迎え、ここに30周年記念誌を発刊させていただくことができることを心から感謝申し上げます。
 金沢大学は、1862年(文久2年)、加賀藩種痘所の設立に源を発しており、2012年は150年目の節目にあたります。種痘所における蘭方医・黒川良安とその門下生の診療や教育活動が金沢大学の濫觴です。この2012年に、金沢大学は「創基150年」の記念事業を行います。神経内科30年の歴史は、金沢大学150年のちょうど5分の1に当たります。本年、本学と共に当教室が節目の年を迎えることができましたことを大変光栄に存じます。

 30周年にあたり、当教室では記念誌の発刊を計画し、2011年に教室内に編集委員会を立ち上げました。教室スタッフ他の医局員、事務職員の方々の力により、この記念誌の企画・編集作業は行われました(編集後記をご参照ください)。
 金沢大学医薬保健研究域長(〜2012年3月)・山本 博先生、金沢大学附属病院長・富田勝郎先生、日本神経学会代表理事・水澤英洋先生には、大変お忙しい中、30周年のご祝辞を賜りました。厚く御礼申し上げます。
 年表、歴代医局長のリレー寄稿、同門会員からの寄稿、写真集などでは、この30年間の出来事が垣間見えます。教室の診療・教育・研究活動等につきましては、1982年〜1999年は高守名誉教授のご退官記念業績集(1999年発刊)にまとめられており、本記念誌には原則として2000年以降のものを掲載させていただきました。ただし、業績(論文・著書)につきましては、1982〜1999年分を主に高守名誉教授ご退官記念業績集から引用させていただき、2011年までの30年間を通覧できるようにいたしました。
 年表等の作成にあたり、特に当科発足頃の古い時代の出来事につきましては、記録が不十分で関係者の記憶も曖昧な場合があり、誤りがあることを危惧いたしております。万が一、誤った記述のために関係者の方々にご迷惑をおかけすることがございましたら、その責任は私にあり、伏してお詫び申し上げます。

 この30周年記念誌の発刊が、次なる50周年、さらなる100周年、---に向けた発展の礎になることを願っております。
 皆様方におかれましては、この30周年記念誌をご高覧いただき、一層のご指導、ご支援を当教室に賜りますことができましたら、誠に幸いに存じます。

                            2012(平成24)年4月
                                 山田正仁
 
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