金沢大学脳神経内科

研究・業績

国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)認知症研究開発事業 アポE遺伝子型と性差に関わる認知症リスクを低減する食品関連因子の解明 Study on Dietary Factors to Reduce Dementia Risk Related to Apolipoprotein E (ApoE) Genotype and Gender Difference (D-AGE)

厚生労働省は、全国で認知症を患う人が2025年には700万人を超えると推計しており、65歳以上の高齢者の5人に1人が認知症に罹患すると予想されています。しかし、現時点では認知症の予防・治療法の開発は十分とは言えず、新たな予防・治療法の開発が急務となっています。

私達はこれまでに、食品関連因子が、アルツハイマー病(Alzheimer’s disease: AD)やレビー小体病などの認知症性疾患の原因に関わると考えられているアミロイドβ蛋白(amyloid β protein: Aβ)やαシヌクレインに作用し、それらの疾患の新たな予防・治療法につながる可能性を報告してきました。特に2018年には、地域住民に対する前向き縦断研究(なかじまプロジェクト)における食品摂取習慣と認知症発症のリスクについての研究から、ビタミンCがアポリポタンパクE E4保有女性の認知症リスクを下げる可能性があることを世界で初めて報告しました(Noguchi-Shinohara M, et al. J Alzehmer Dis 2018)(AMEDからプレスリリース)。

今後、それらの研究を発展させ、

(1)認知症地域コホートにおける分子疫学的研究:認知機能低下に関する「性」-「アポE」-「食品関連因子」との交互作用、ビタミンCの作用機序の解析(研究計画1)

(2)ヒトApoEノックインADモデル動物を用いた実験的研究:性差、アポE、AD発症とビタミンCの関連を解明するためのマウスを用いた実験(研究計画2)

を多角的に推進するため、新たなプロジェクトとして「アポE遺伝子型と性差に関わる認知症リスクを低減する食品関連因子の解明」(D-AGE)を全国の共同研究者の方々と計画いたしました。本プロジェクトは、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)の認知症研究開発事業として採択され、令和元年度より研究がスタートしました。

研究組織

研究開発代表者

氏名所属職名
山田 正仁金沢大学医薬保健研究域医学系 脳老化・神経病態学(脳神経内科学)教授   

研究開発分担者

氏名所属職名
濵口 毅金沢大学附属病院 脳神経内科講師
篠原 もえ子金沢大学大学院医薬保健学総合研究科 認知症先制医学講座特任准教授
石神 昭人東京都健康長寿医療センター研究所 老化制御研究チーム分子老化制御研究部長

お問合せ先

濵口 毅(担当医師)/辻口 悦子(担当秘書)
金沢大学大学院 医薬保健学総合研究科 医学専攻 脳老化・神経病態学(脳神経内科学)
〒920-8640 金沢市宝町13-1
電話: 076-265-2293、 FAX: 076-234-4253
メールアドレス: d-age@med.kanazawa-u.ac.jp

  • 〒920-8640 石川県金沢市宝町13番1号
  • TEL:076-265-2292