金沢大学脳神経内科

教室案内

教授挨拶

金沢大学脳神経内科のホームページをご訪問いただきましてありがとうございます。このホームページが、脳神経系の病気に悩まれる患者さんやその御家族、脳神経内科に関心を持たれる市民の方々、脳神経内科を学ぶ学生、脳神経内科医を志す医学生や研修医、脳神経内科に関係する医師や研究者の方々のお役にたつことを願っております。御意見や情報をお寄せいただき、さらに内容を充実させていきたいと存じます。

1982年に初代・高守正治名誉教授によって開設された金沢大学神経内科は、2000年から私・山田正仁が担当させていただいております。2001年の大学院重点化に伴い、研究分野名が脳老化・神経病態学(神経内科学)となり、さらに、神経内科の脳神経内科への標榜診療科名の変更に伴い、2019年4月から診療科名は脳神経内科、研究分野名は脳老化・神経病態学(脳神経内科学)になりました。

脳神経内科は、超高齢社会で急増する認知症、脳卒中、てんかん、パーキンソン病などの脳神経系の疾患を内科系の素養をもって幅広く診る、脳神経系の総合医としての役割を果たしています。金沢大学脳神経内科の特色は以下に紹介します。

1、患者さんに優しく丁寧

これは医師として当然ですが、金沢という土地柄も影響しているのかもしれません。非常に丁寧に患者さんのお話を聞き熱心に診療に取り組みます。

2、家庭的で自由な雰囲気

医師以外に、臨床検査技師さん、臨床心理士(公認心理師)さん、臨床試験のコーディネーターを務める看護師さん、秘書さん、さらに国内他施設や海外から研究に来て下さっている方々など、様々な職種の方々が40名ぐらい在籍しており賑やかにやっています。家族的な雰囲気の中で、診療や研究上の問題点を解決するために、自由で活発な討論や懇切丁寧な指導が行われています。  

3、臨床に根差した研究活動

高いレベルの診療には、臨床上の問題の解決をめざした研究が活発に行われていることが必要です。当科は厚労省や日本医療研究開発機構(AMED)による神経難病の調査研究や治療・予防法開発の拠点となり、以下のような脳神経疾患の臨床・研究に力を入れ、新薬の臨床試験も積極的に行っています(研究・業績)。
認知症/神経変性疾患(アルツハイマー病、パーキンソン病、レビー小体型認知症、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症など)、免疫性神経疾患(重症筋無力症、ギラン・バレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー、多発性硬化症など)、脳血管障害( 脳梗塞、脳血管性認知症、脳アミロイドアンギオパチーなど) 、神経感染症(脳炎、髄膜炎、クロイツフェルト・ヤコブ病、進行性多巣性白質脳症など)、神経筋疾患(末梢神経障害、多発筋炎、封入体筋炎、筋ジストロフィーなど)、アミロイドーシスなど。  

4、超高齢化を先取りした地域基盤型研究

わが国の高齢化率は21世紀半ばに40%に達します。私達は能登半島の中央に位置する七尾市中島町において、地域住民の方々と共に(90%以上の参加率)、認知症早期発見・予防を目指したプロジェクト研究(なかじまプロジェクト研究)を継続して実施しています。現在、中島町の高齢化率は40%に達し、わが国の30年先の姿を示しています。中島町での地域研究により認知症に防御効果が示唆される因子を見出し、大学での研究でその作用メカニズムを解明し、そこで最も有効と考えられたものの予防効果を地域での認知症予防介入研究で検証するという戦略で研究を進めています。


当科の使命は、優れた診療、地域での調査、そこから出発した研究活動等を通じて、実力のある脳神経内科医を育て、脳神経疾患のよりよい診断法、予防・治療法を確立し、社会に貢献することです。御支援をよろしくお願い申し上げます。また、この領域に関心を持ち、脳神経疾患の克服を志す若い方々の参加を期待しております。

2019年4月

教室年報・巻頭言

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