金沢大学脳神経内科

研究・業績

研究姿勢

研究の基本的な姿勢

研究で最も大切なことは「何を研究するか」ということであり、私達の場合、臨床や地域の現場に出発点があります。私達は、臨床や地域の現場で患者さんや地域住民の方々からいただいた問題点や課題を解決するために研究を行います。現在の医学では患者さんの診断や治療が困難な場合、どうすればそれを克服して将来可能にすることができるか、根本的な解決は困難であっても現時点でも何かできることはないかを考えます。地域では住民の方々が認知症にならずに長寿を楽しんでいただくにはどうしたらよいかといったことを考えます。それらがうまくいった時のことを夢みて、夢を実現するために研究します。方法は何でもありです。神経病理学、神経心理学、神経生理学、分子生物学、分子遺伝学、分子疫学、ナノ生命科学、免疫学などを、(必要に応じ内外の専門家の支援を得ながら)自由自在に駆使して問題を掘り下げ解明し、その成果を臨床や地域の現場に戻し、それが疾患の診療や予防に実際に有用であることを検証します。現場から出発し基礎的な解明・開発研究を経て現場に戻す、そのサイクルを回して問題点や課題を解決します。

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