金沢大学脳神経内科

脳神経内科ニュース

当科で開発した5分間で軽度認知障害・認知症を検出できるコンピューター化認知評価バッテリー(タッチパネル式認知機能テスト)の論文がPLOS ONE誌に掲載されました。

認知症高齢者の増加が医療・社会問題となっています。今回我々は、医療機関を受診しなくとも自宅等で気軽にパソコンで認知機能検査が実施できる「タッチパネル式認知機能テスト」を開発し、およそ5分で軽度認知障害及び認知症の検出ができることを示しました。
「タッチパネル式認知機能テスト」は直接患者さんと接することなく認知機能検査が実施できることから、コロナ禍においても有用な認知症診断ツールとなりうると考えられました。

Noguchi-Shinohara M*, Domoto C*, Yoshida T, Niwa K, Yuki-Nozaki S, Samuraki-Yokohama M, Sakai K, Hamaguchi T, Ono K, Iwasa K, Matsunari I, Komai K, Nakamura H, Yamada M.
*Equally contributed

A new computerized assessment battery for cognition (C-ABC) to detect mild cognitive impairment and dementia around 5 min.

PLoS One. 2020 Dec 11; 15: e0243469.

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