第61回日本神経病理学会総会学術研究会をWEB開催しました。
2020年10月12日(月)〜14日(水)に当科の山田正仁が会長で、副会長を金沢大学脳神経外科の中田光俊教授にお務めいただき、第61回日本神経病理学会総会学術研究会をWEB開催しました。「神経病理を学ぶ、活かす、極める」をテーマに、特別講演からシンポジウムなどの企画プログラムに加え、初学者向けの実習セッションを開催し、一般演題の発表が行われました。すべての発表はWEB上で行われ、リアルタイムで活発な質疑応答が行われました。
WEB開催は本学術研究会としては初の試みでしたが、538名の方に参加登録をいただき、成功裡に終えることができました。これもひとえに皆様のお力添えの賜物と、心より感謝申し上げます。
ライブ配信の模様は2020年10月19日(月)〜11月16日(土)の間オンデマンド配信を行っています。
当科より下記の演題を発表しました。
<会長講演>
認知症克服の基盤としての神経病理学
山田 正仁
<シンポジウム1> Propagation of pathological proteins in neurological disorders
Evidence of Aβ propagation in human and animal models
Tsuyoshi Hamaguchi and Masahito Yamada
<シンポジウム4> 脳間質液および脳脊髄液の排出系と神経疾患
脳間質液の排出障害と脳アミロイドアンギオパチー
坂井 健二、山田 正仁
<ワークショップ> プリオン病の剖検推進のために
剖検の現状(センター化していない施設)・剖検可能な施設の現状
坂井 健二
<実習セッション> 神経病理を学ぶ(2):代表的な疾患の脳を自分で見てみよう!
プリオン病
坂井 健二
<eポスター>
Somatic sprouts of the Purkinje cells in a patient with multiple system atrophy
Kenji Sakai, Chiho Ishida, Yuko Kato-Motozaki, Atsuro Tagami, Kiyonobu Komai, Masahito Yamada
Accumulation of phosphorylated TDP-43 in Schwann cell cytoplasm in a case of sporadic amyotrophic lateral sclerosis
Keiko Nakamura-Shindo, Kenji Sakai, Ai Shimizu, Chiho Ishida, Masahito Yamada
抗MOG 抗体陰性で視神経炎を続発した急性散在性脳脊髄炎(ADEM)の脳生検例
森 誠、碓井 雄大、多田 康剛、一ノ瀬淳也、田中 慎吾、野崎 一朗、坂井 健二、中田 光俊、山田 正仁
Wearing-off 現象を認めたL-dopa 反応性多系統萎縮症の1 剖検例
石田 千穂、駒井 清暢、沖野 惣一、山田 正仁
腫瘍性病変が疑われ脳神経外科が介入した脳神経内科疾患の解析
一ノ瀬 惇也、多田 康剛、及川 希望、宇野 豪洋、 玉井 翔、田中 慎吾、木下 雅史、坂井 健二、山田 正仁、中田 光俊
金沢大学脳神経内科における病理関連業務の紹介
本田 美幸、坂井 健二、後藤 律子、藤村 久子、山田 正仁