神経内科ニュース

ユニークな大脳白質病変を呈した視神経脊髄炎の剖検報告がMuliple Sclerosis Journal誌のオンライン版に掲載されました。

2018年4月20日

視神経脊髄炎(NMO)は両側性の視神経炎、長大な脊髄炎、抗アクアポリン4抗体陽性を示す疾患です。石田Dr(医王病院)らは、当科及び医王病院で長期間フォローしたNMO患者さんにみられたユニークなパターンの大脳白質病変のMRI所見や神経病理学的所見を詳しく解析しました。病変は側脳室周囲から左右対称性で連続的に広がっており、半円状の仕切りを有する多発性の空洞構造を呈していました。その報告がMultiple Sclerosis Journal誌のオンライン版に掲載されました。

Ishida C, Ikeda T, Komai K, Takahashi K, Noguchi-Shinohara M, Yamada M

Contiguous and symmetrical disease expansion and massive necrosis of the cerebral white matter in a patient with neuromyelitis optica
Multiple Sclerosis Journal
First Published April 20, 2018

 
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