抗菌薬治療のみで治療し得た妊婦の硬膜外膿瘍の症例報告がJournal of the Neurological Sciencesに掲載されました。
硬膜外膿瘍とは、頭蓋骨と頭蓋骨の内側で脳を包んでいる硬膜の間に細菌感染により膿が溜まった状態です。 硬膜外膿瘍の治療では外科的治療と抗菌薬治療を併用することが多いとされています。特に妊婦が硬膜外膿瘍を起こした場合、過去の報告は全て外科的治療と抗菌薬治療の併用で加療されていました。 今回中野Drは、硬膜外膿瘍を起こした妊婦に対して抗生剤のみで加療し良好な経過を得たことを報告し、Journal of the Neurological Sciencesに掲載されました。