封入体筋炎における肉芽腫形成についての報告がNeuromuscular Disorders誌のオンライン版に掲載されました
封入体筋炎は原因不明で治療法が確立されていない炎症性ミオパチーの一つです。
当教室では以前より筋生検検体の病理診断を継続して行ってきましたが、坂井健二、池田芳久、岩佐和夫らは、筋組織内に肉芽腫が形成されている4例の封入体筋炎を見いだしました。
これらの4症例と典型的な封入体筋炎症例11例について臨床病理学的な解析を行い、
筋組織内に肉芽腫を形成する新たなタイプの封入体筋炎が存在する可能性を示しました。
その研究報告がNeuromuscular Disorders誌(IF = 3.134)のonline版に掲載されました。
Kenji Sakai, Yoshihisa Ikeda, Chiho Ishida, Yasuko Matsumoto, Kenjiro Ono, Kazuo Iwasa, Masahito Yamada
Inclusion body myositis with granuloma formation in muscle tissue
Neuromuscular Disorders 2015 article inpress