神経内科ニュース
免疫治療が行われたアルツハイマー病症例における脳血管病変についての論文が、Acta Neuropathologica のオンライン版に掲載されました。
アルツハイマー病はアミロイドβ蛋白の沈着により生じる変性疾患です。
当教室の坂井健二は、英国サウサンプトン大学のDelphine Boche博士、James Nicoll教授らとともに
免疫治療が行われたアルツハイマー病症例では脳アミロイドアンギオパチーによる血管病変が増加していること、アミロイドβ蛋白の大脳皮質からの除去にはアポE蛋白が関与していることを示しました。
その成果が
Acta Neuropathologica
(IF 9.777) のオンライン版に掲載されました。
Sakai K, Boche D, Carare R, Johnston D, Holmes C, Love S, Nicoll JA.
Aβ immunotherapy for Alzheimer's disease: effects on apoE and cerebral vasculopathy.
Acta Neuropathol. 2014
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