研究紹介

「若年で発症した脳アミロイドアンギオパチー症例の臨床病理学的特徴についての検討」の研究について

金沢大学附属病院神経内科で臨床病理像を検討した脳アミロイドアンギオパチーの患者さんへ

「若年で発症した脳アミロイドアンギオパチー症例の臨床病理学的特徴についての検討」の研究について

 
 脳アミロイドアンギオパチー(Cerebral amyloid angiopathy: CAA)は、脳血管へのアミロイド沈着症で、アミロイドβ蛋白(amyloidβ protein: Aβ)によるCAAの頻度が最も多く、高齢者やAlzheimer病(Alzheimer’s disease: AD)でしばしば見られます。高度なCAAは、脳出血、白質脳症、血管性認知症といった脳血管障害の原因となりますが、Aβが脳血管に沈着する原因は分かっておらず、CAAに対する有効な予防・治療法はありません。本研究では、若年でCAAを発症し当院で臨床病理像を検討した症例の臨床病理学的特徴を検討し、新たな知見を得ることを目指しています。そのために,2009年4月から2018年3月までに,当院神経内科で臨床病理像を検討したCAAの患者さんで、40歳未満に発症した患者さんの臨床病理学的な特徴を調べる研究を予定しております。
 この研究ではこれまでに行われた検査や治療内容のデータを使いますので,患者さんの負担はありませんし、今後の治療方針にも影響しません。また費用の負担もありません。
 なお、この研究は、金沢大学医学倫理審査委員会の審査を受け、金沢大学医薬保健研究域長、金沢大学附属病院長の承認を得て行っているものです。


1.研究の対象
 2009年4月から2018年3月までに、当院神経内科で臨床病理像を検討し、40歳未満で発症したCAAの患者さんで、この研究に参加したくない方がいらっしゃいましたら、そのことをお申し出ください。その場合、データは使いませんし、またこれからの治療に差し支えることは全くありません。また、ご自分がこの研究の対象になっているかお知りになりたい方についても、お調べしお答えいたします。

2.研究の目的について
研究課題名:若年で発症した脳アミロイドアンギオパチー症例の臨床病理学的特徴についての検討
この研究では、当院神経内科で臨床病理像を検討し、40歳未満で発症したCAA患者さんの診療の結果を検討し、若年発症のCAA症例の臨床病理学的特徴について調べることを目的としています。

3.研究の方法について
 この研究では、2009年4月から2018年3月までに当院神経内科で臨床病理像を検討し、40歳未満で発症したCAA患者さんについて、診療で得られたデータを使います。そのときに患者さんのお名前などの個人情報を削除します。その後、必要なデータをまとめ、若年で発症したCAA症例の臨床病理学的な特徴についての研究を行います。診療録、検査所見、画像所見、遺伝子検査所見、脳病理所見を後方視的に検討します。集めたデータは学会や論文などに発表される事がありますが、個人情報が公表されることはありません。

4.研究期間
 研究の期間は、金沢大学医学倫理委員会の承認日から2023年3月31日までです。

5.研究に用いる試料・情報の種類
 本研究では、対象患者さんの病歴、家族歴、身体所見、血液・脳脊髄液検査所見、画像所見、遺伝子検査所見、脳病理所見、受けた治療法およびその効果等を検討します。

6.外部への試料・情報の提供・公表
 外部への試料・情報の提供・公表は予定していません。得られた研究成果は、学会や論文などに発表されることがありますが、個人情報が公表されることはありません。

7.予想される利益と不利益について
 この研究はデータの調査だけを行う研究であり、この研究に参加しても患者さんに直接の利益はありません。予測される不利益として個人情報の流出の可能性が100%否定できるわけではありませんが、個人情報が外部に漏れることが無いように、データの取り扱いについては細心の注意を払います。

8.プライバシーの保護について
 この研究では、患者さんのお名前に対応する番号をつけ、データの調査には個人情報の含まれない対応番号のみを使います。データの調査のときに個人情報が漏れないように、患者さんのお名前とそれに対応する番号の一覧表は、データを固定化した後に廃棄します。
 また、この研究で得られた結果は学会や医学雑誌等に発表されることがありますが、患者さんの個人情報などが公表されることは一切ありません。

9.研究参加に伴う費用の負担や通院について
 この研究に参加することによる費用の負担や研究のためだけの新たな通院はありません。

10.研究組織
金沢大学医薬保健研究域医学系/附属病院神経内科 教授 山田正仁
金沢大学附属病院神経内科              講師 口 毅
     〃                    助教 坂井健二
   
11.研究への不参加の自由について
 試料・情報が当該研究に用いられることについて、患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には、研究対象としませんので、2018年9月30日までに下記の問い合わせ先までお申出ください。

12.個人情報の開示について
 金沢大学における個人情報の開示の手続については、次のホームページを参照してください。
http://www.adm.kanazawa-u.ac.jp/ad_syomu/kojin-jyouho/


13.研究計画書など資料の入手について
 この研究の研究計画書などの資料が欲しい、またはごらんになりたい場合は、研究に関する窓口に問い合わせてくだされば、対応いたします。

14.研究に関する窓口
 この研究の内容について、わからない言葉や、疑問、質問、自分がこの対象の対象になるかなど,更に詳細な情報をお知りになりたいときには,遠慮せずにいつでもお尋ねください。

研究機関の名称:金沢大学医薬保健研究域医学系 脳老化・神経病態学(神経内科学)
研究責任者:山田正仁(金沢大学医薬保健研究域医学系/附属病院神経内科 教授)
問合せ窓口:口 毅(金沢大学附属病院神経内科 講師)
住所:金沢市宝町13-1
電話:076-265-2292

 
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