金沢大学脳神経内科

研究・業績

脳アミロイドアンギオパチーの生体試料収集に関する研究

脳アミロイドアンギオパチー(CAA)は脳血管へのアミロイド沈着症で、高齢者やアルツハイマー病患者でしばしば認められます。CAAは加齢と共に増加し、高齢者の脳血管障害の原因となり、認知症とも密接に関連します。

私達はCAAの病態を解明し、診断法、治療法を開発する研究を行ってきました。CAAの確実な診断は脳の組織を用いた病理診断です。臨床では画像検査が有用ですが限界があるため、血液や脳脊髄液などを用いた簡便で確実な診断法が求められています。

そこで、CAAの革新的な診断法を開発することを目的とした全国規模のCAA生体試料(血液、脳脊髄液、脳組織等)収集を計画し、厚生労働科学研究費補助金・難治性疾患克服事業(平成21年度)として採択され、厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患克服研究事業)脳アミロイドアンギオパチーの生体試料収集に関する研究班としてスタートしました。
 研究班としての事業は終了となっておりますが、現在もCAA生体試料収集は継続して行っています。

研究組織

研究代表者

氏名所属職名
山田 正仁金沢大学医薬保健研究域医学系脳老化・神経病態学
(脳神経内科学)
教授

研究分担者

氏名所属職名
坂井 健二金沢大学附属病院脳神経内科助教

お問合せ先

坂井健二(担当医師)
金沢大学大学院 医薬保健学総合研究科 医学専攻 脳老化・神経病態学(脳神経内科学)
〒920-8640 金沢市宝町13-1
電話 076-265-2292 (直通)、 265-2000 (代表)
FAX 076-234-4253
メールアドレス:caan@med.kanazawa-u.ac.jp

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