神経内科ニュース

なかじまプロジェクトで連携している金沢大学 歯科口腔外科学の中村Dr、石宮Drらは、歯の欠損に伴い陥りやすい食事パターンが認知機能の低下と関連することを明らかにし、その成果がPLoS ONE誌に掲載されました。

当教室では認知症克服のために、地域における認知症の早期発見、予防をめざしたプロジェクト研究(なかじまプロジェクト)を行なっており、2015年より金沢大学医薬保健研究域医学系 外科系医学領域顎顔面口腔外科学分野(歯科口腔外科学)と連携し、口腔内衛生状況と認知症との関連についても研究しています。先行研究で認知機能と残存歯に相関関係があることが示されていますが、詳細なメカニズムは明らかになっていませんでした。歯科口腔外科学の中村Dr、石宮Drは、残存歯数に関連した食事パターンと認知機能との関連について横断的に調査し、歯の欠損に伴い陥りやすい食事パターンが認知機能の低下と関連することを明らかにしました。その成果がPLoS ONE誌に掲載されました。

Ishimiya M, Nakamura H, Kobayashi Y, Noguchi-Shinohara M, Abe C, Dohmoto C, Ikeda Y, Tokuno K, Ooi K, Yokokawa M, Iwasa K, Komai K, Kawashiri S, Yamada M

Tooth loss-related dietary patterns and cognitive impairment in an elderly Japanese population: The Nakajima study
PLoS One. 2018 Mar 15;13(3):e0194504 [Epub ahead of print]
 
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