神経内科ニュース

ハンチントン病の小脳Prukinje細胞に見出した新知見に関する論文がCerebellum誌のon line版に掲載されました。

ハンチントン病は進行性の認知機能障害とchoreaを特徴とする常染色体優性遺伝性疾患です。

当教室の坂井健二らは、ハンチントン病の1例について病理学的に詳細な検討を行い、
somatic sproutやhalo-like amorphous materialsを認めるPurkinje細胞を確認しました。
これらの変性所見はSCA31に比較的特徴的とされている所見ですが、
今回、ハンチントン病でも同様な変性機序が生じうることを示しました。
その症例報告がThe Cerebellum (IF = 2.864) のオンライン版に掲載されました。

Kenji Sakai, Chiho Ishida, Akiyoshi Morinaga, Kazuya Takahashi, Masahito Yamada.
Case Study: Somatic Sprouts and Halo-Like Amorphous Materials of the Purkinje Cells in Huntington’s Disease
 
TOPへ戻る