診療

もの忘れ外来について

「もの忘れ」には、加齢に伴うもの忘れと病気によって引き起こされるもの忘れがあります。加齢に伴うもの忘れは誰もが経験することであり心配はありませんが、病気によるもの忘れの場合は、放っておくと進行し、日常生活にも支障を来すようになります。
日常生活にも支障を来す程のもの忘れを起こす病気を「認知症」と言いますが、認知症には下記のような様々な原因があります。これらの原因を早期に発見、診断し、原因に応じた治療を早期に開始することにより症状を改善する、あるいは進行を遅らせることができる場合も多いのです。
 

認知症を引き起こす主な原因


アルツハイマー病
血管性認知症(脳梗塞や脳出血が原因で起こる認知症)
レヴィー小体型認知症
前頭側頭型認知症
パーキンソン病、パーキンソン症候群
正常圧水頭症
脳腫瘍
甲状腺機能低下症
ビタミン欠乏症 等
 

もの忘れ外来で行っている主な検査


もの忘れ外来では、まず認知症の原因をしっかり突きとめるために下記のような様々な検査を行います。そして、原因に応じた適切な治療方針をたてます。
 
認知機能検査

いつかの課題などに答えていただき、現在の「脳のはたらき」、つまり記憶力や理解力などの認知機能を詳細に検査します。
頭部MRI、CT検査

脳の萎縮の程度や脳梗塞、脳腫瘍などの有無を確認します。
脳血流シンチグラフィ、ブドウ糖代謝PET検査

脳の血流やブドウ糖代謝をみることで、脳のどの部分の働きが低下しているかを確認します。
血液検査

もの忘れの原因となるような肝臓、腎臓の機能低下やビタミン不足、甲状腺機能低下などの全身病気がないか確認します。
脳脊髄液検査

脳に炎症や蛋白の異常などがないか確認します。
 

もの忘れ外来受診の流れ


ご自身、またはご家族の方が、認知症なのでは?と、心配されている方は、まずお近くの医療機関(かかりつけ医など)を受診になり、そちらの医師と相談された後、当科もの忘れ外来にご予約ください。

1. もの忘れ外来の受診日をご予約ください。
お問い合わせ・予約の申し込み:
金沢大学附属病院 代表(076)265-2000へおかけになり「神経内科外来」とご指定ください。
受付時間:平日 午前9時から午後2時半まで。
診察日:月曜と木曜の午後です。

2. 受診時に診察医による問診、診察、簡単な認知機能検査を行います。診察後、他に必要な検査のご説明をし、今後の検査予定を立てます。

3. すべての検査終了後、次の受診の予約をします。次の受診日に検査結果をお伝えし、診断および治療方針について話し合い、治療開始となります。
 

受診に際してのお願い


○お近くの医療機関(かかりつけ医など)で作成された紹介状(診療情報提供書)を必ずご持参ください。
○受診当日は、ご本人の日常生活をよくご存知の方(ご家族やご親族など)が、ご同伴ください。
○予約が込み合っているときは、受診日が遅くなる場合がございます。
○当日は、詳しくお話をうかがい全身を診察しますので、お昼過ぎから夕方までかかります。
○複数の検査を行う場合は、検査終了まで1〜3ヶ月かかります。
○お薬の処方は、必要な検査を行ったあと病気を診断してからになりますので、最初の受診日にお薬の処方はありません。ご了承ください。
 
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